長野県塩尻市でこだわりのギター製作を行う有限会社ティーズギター

Arc-Hollow 仕様変更

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この4月はレギュラーのArc-STDではなく、久しぶりにArc-Hollowを製作いたしました。
写真は島村楽器柏の葉店様に置いていただいております。(写真も拝借いたしましたm(__)m)
そのほかに松本店様、イケベ楽器ロックハウス様、プレミアムギターズ様にも。

twitterでも書いたんですが、このギター作るの大変です(笑)。
いやそんなこと言ってちゃいけないんですが。。。

Arc-STDはトップのアーチを1面削り出すだけですが、Hollowはトップとバックに加えそれぞれ内側も同じようにアーチに加工しています。全部で4面の削り出し。フルアコと同じ作業なんですね。
構造はブリッジの下のみ強度を持たせるために表と裏がつながっていますが、それ以外は5mm前後の厚みに削られた完全な中空です。そこから奏でられるサウンドもソリッドのそれとはもちろん違う。アンプを通さなくてもそこそこの音がしますよ。

ただエレキギターですのでやはりアンプにつないだ状況でのサウンドもバランスよく出力されないと使い物になりません。そのために作ったピックアップがDH-250です。クリアーでもたつきの無い音、ウェット、伸びやかさ、対ハウリング。ジャズ、フュージョンからロックまで使うことを前提にしています。

ちなみに私個人が自宅で愛用しているのもこのArc-Hollowなんですよ。
夜はほとんどアンプを通さずに弾いていますが、ちょうど良い。気持ち良い。自画自賛ですが(笑)。

1月21日に価格と仕様の変更をさせていただきましたが、それ以降のArcはSTDも含めネックにカーボンの補強材を入れるようになりました。
今まで以上に安定し、いつも変わらない弾き心地でお使いいただけるギターを目指して日々精進しておりますよ。

皆様にもぜひ味わっていただきたいと思います。m(__)m

カーボンレインフォースメント