ナットの弦溝切り。エレキギターのSetup中でビルダーの腕の見せ所になる内のひとつで、しかも全体にとっても大きな影響を与えるのがこの部分ですよね。

語り始めればきりが無いのですが、今日は弦のピッチ(間隔)について。

写真のナットはご覧の通り7mmピッチ=1弦~6弦までが35mmに切ってあります。(溝、切りたてです!(^^)!)バインディングがありますから分かりやすいんですが、1弦溝からバインディングの内側までが2.1mmくらい。反対の6弦溝センターから同じくバインディングまでは2.3mmくらいにしてあります。わずかに右にオフセットですね。

弦の太さは010-046のセットだとすると1弦がおよそ0.25mm、6弦はおよそ1.17mmですからその差1mm弱。左右の弦の外側からバインディングまでが均等に見えるようにするには0.5mmほど1弦寄りに弦溝を切れば良いですし、25年くらい前はそんな感じに溝を切っていました。

ところが最近ではフレットエッジを少し丸めるのが主流になってきていますので、昔と同じように切ってしまうと1弦が弦落ちしやすくなってしまいます。そこで最近では若干6弦寄りに溝を切るのが多くなっていると思いますね。

特にジャンボフレットなどでは滑りが良く1弦が弦落ちしやすいですから、わざわざ6弦寄りに1mmほどずらす事もあります。もちろん使われる方にも寄りますけれど。

その他にはアコギでフィンガースタイル系の演奏をされる方。6弦を親指で押さえる方はやはり左にオフセットしたセッティングを好まれる方が多いように思います。

一昔前は、弦が左に寄っていると変、おかしい。と言われましたが、現在はもうプレイスタイル優先です。この部分で全体の弾き心地やプレイスタイルが大きく変わってきますから、一度オフセットに挑戦?されると良いと思いますよ。

誰かさんに何か言われても、「いやぁオレ、これじゃなきゃダメなんだよねっ。」ってね。

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