・・・が気になる季節でもありますね。今日はちと時間がありますので僕がいつもしているネックのチェックの仕方をお教えしましょう。

 結構1フレットあたりと最終フレットあたりを押さえて、反り具合を見ている方もいらっしゃいますが、この方法だとあまり具体的な状況は見えてきません。ローポジション、ミドル、ハイポジションもすべて一緒に見ることになっちゃいますからね。

 具体的に見るには、まず1Fと13Fあたりを押さえて、その中間の6Fあたりの弦とフレットとの隙間をチェックします。この6Fで紙一枚入るかどうかの隙間(0.1~0.2)があるのが適正です。あるいは、はっきりした隙間は見えないが、指で押さえるとかすかに弦が動く、という感じでもOK。(ビンテージギター、特にフレットが低めのものは反り具合、弦高ともにあまり攻めない方が気持ちが良かったりもしますね。微妙です。)

 もしここで思ったより隙間があるとき、ためしに左手を2Fに動かしてみて、その時にどの程度隙間が変わるかチェックしてみてください。2Fを押さえたら結構隙間が少なくなった場合には、1Fと2Fの高さのギャップが大きいといえます。コレは量産のギターではまま、あることなんですね。作業の時点で1Fまですり合わせていないんです。そうすると1Fはいつも決まった高さなので、牛骨ナットの溝やロックナットの高さも同じ設定でOKということになり、生産効率が上がります。

 上記方法でゼロから12Fあたりの反り具合を見たら、今度はハイポジです。左手は7~8F辺りに、右手は最終フレットを押さえ、12F上での弦とフレットとの隙間を見ます。ここが先ほど見た6Fあたりとあまり変わらない状態なら、そのネックはかなりGooooooD!です。(*^_^*)

 逆にここで隙間が大きいと、いわゆる「ハイ起き」「ハイはね」と呼ばれる症状で、12F以降で音詰まりやビレが出てきますね。そのせいでミドルポジションの弦高を下げることも出来ず、全体に弾きにくいセッティングで我慢せざるを得ません。

 大抵のネックは構造上、13~15Fあたりでネックの断面積が大きく変わり、それによってアジャストロッドの効き具合も変わります。アジャスターがネックエンドにあるタイプでも、アジャストナットを締めて反り具合が変わるのは13Fよりローポジ側です。ハイポジには中々思うように効いてはくれませんね。その状況でもっとアジャストを絞め込んでゆくと、3~4Fをピークにそれよりロー側が逆反ってきて結局波打ったような形のネックになってしまいます。

ですので元々ネック指板面を仕上げる時や、すり合わせの時にハイポジションがやや逆そり気味にセットするやり方もありますね。

残念ながらアジャストロッドというのは、決して万能できっちりきれいにネックを真っ直ぐにしてくれるものではありません。だからプロによる調整、メンテナンスというのが必要になってくるんですね。

っというわけで、こんな感じでチェックしてもらって、何か変だなと感じたらリペアショップに相談してくださいね。上手に調整してもらえれば、びっくりするほど弾きやすく、サウンドもご機嫌になりますよ。

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