スプリングの話

再びスプリングに戻りますが、トレモロが付いたギターではこのスプリングというのは見えないんだけどとても大きな存在ですね。この調整次第で音程の狂いを最低限に調整できたり、アームの重さを変えてみたり、果ては音質自体を変えることも出来てしまったりします。 まずスプリングの強さの調整ですが、ブリッジをフローティングにセットする場合、ベタ付けの場合、さらに強く安定させたい場合と、大きく分けて3つのパターンがあると思いますが、例えばフローティングにセットする場合でも、ノーマルスプリング3本でバランスを取る場合と、パワースプリング2本の時とはスプリングハンガーの位置も違ってきますし、トルクも違ってきます。どちらが良いとはひとくちに云えないんですけれど、両方を試してみて好みのトルク、テンション感を選んでみる価値はありますよ。通常のシンクロでパワースプリングを使うのはためらわれるかもしれないですが、常識を捨...
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ドキドキなんです・・・。

個人的な話、今年は高校卒業30周年目なものですから同窓会の慣わしで記念式典とともに記念講演(特別講座)というものがあるんですが、要は在校生に向けて卒業30年過ぎた者から講義をするんですね。(教室でね。)で、何の因果か僕も講師をする(させてもらう)ことになりまして、今週末の本番に向けて非常にテンパッているわけです。(^_^;) 内容は特に難しいものではなく、今年のテーマは『16歳のハローワーク』。同窓生には一般民間業者のほか、医者、教師、教授、研究者など様々な職業の48歳がいるわけですが、その中に混じってギター製作者・・・。若干戸惑うわけです。でもこんな仕事の人間もいるんですよー。ってことで柔らかくお話をしてこようと思います。 いやー50分なんですけど、もつかなぁ~。30分くらいで繰り上げになっちゃいそうで。。。さーて、原稿の続き、書かなくっちゃ(汗)
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オモシロ画像

ちょっとした資料作りの為に材木の事を調べていまして、面白い写真が目に付きました。コレなんだかわかります??? これはメイプルの木。そう、ギターのネックに使われているハードメイプルです。別名『シュガーメイプル』って云うんですって。。。立っている木に穴をあけておくとそこから樹液が染み出し、それを集めて煮詰めると皆さんご存知のメイプルシロップになるんです。知ってましたかぁ? メイプルでもあまり若い木だと大して樹液が取れないそうで、穴をあけられるのは大抵樹齢100年以上の木だとどこかに書いてありましたよ。お店にたくさん並んでいるメイプルシロップを作るために一体どのくらいのメイプルが搾られているんでしょうね。(*^_^*) ギター用に乾燥されたメイプルは多分なめても甘くは無いんでしょうが、たまにキャンプのときに焚き木にすると、熱せられたメイプルのコグチから樹液が出てきます。甘いかどうか、今度なめ...
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スプリング防振

ちょっとした事なんですけど気になるスプリングの共振。ありますよね。コレもストラトのサウンドのウチだ!っという意見もありますけど何かの拍子に妙に気になっちゃったりします。 スプリングと木部の間にスポンジをはさんでいるのを良く見かけますし、もちろんそれでも十分かとは思いますが、写真のような手もあります。 ホームセンターで売られている防振ゴムを適当なサイズに切ってスプリングの中に入れてしまえば、見た目にもすっきりとして防振もしっかり出来ますね。 ただ無理やり押し込むのは至難の業です。僕は弦を張った時の切れ端、特に6弦あたりは使いやすいですが、弦の先を少し折り曲げておいてスプリングの中を通し、あらかじめ切った防振ゴムの端に引っ掛け、スプリングの中に引っ張り込むようにしてうまく収めますよ。 考えれば他にももっと手はありそうですが、今のところコレがベスト!
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1年目健診・・・

T's のギターにはもれなく1年間の無料メンテナンスが付いていますが、絶対1年以内じゃなきゃダメ、と言うわけでもありませんし、比較的安価な部品の交換とか配線の変更、改造などもお受けしています。 写真のギターもおよそ1年ぶりに里帰りしたDSTでして、配線のチェック、ネック、フレットの調整~メンテナンス、小さめの傷の修理などしてお返しさせていただきました。 いつも思いますけど、皆さんとてもきれいに使ってくださっていて私としてはとってもうれしいです。 また久々に弾いてみるとすごく良い感じに鳴るようになっていたり、なじんだ!と言う感触があったり、やっぱりギターは弾かれて育ってゆくんだなぁと妙に実感しちゃったりしますね。 これからも一生懸命製作をしてゆきますのでよろしくお願いいたします。またT'sのギターのオーナーさん、何か不具合などありましたらお気軽にご相談くださいね。
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サウンドメッセ in 大阪 2010

来る9月25日(土)、26日(日)に大阪府豊中市で『サウンドメッセ ・イン・大阪 2010』が開催されT's Guitarsも出展いたしますよ。 出展者も非常に多く、西日本で開かれる中では久しぶりに大きなイベントではないでしょうか。 またただの展示会ではなく、展示即売会!というのがうれしいですよね。小売店さんから製作業者まで幅広く出展されるようですので、普段では出ないようなメッケもんもあるかも。。。早い者勝ちですね。 T'sからはウクレレや小物中心の出展になりますが、てな訳で、どうぞお楽しみに!
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スタッフの自由時間

仕事が早めに終わった日には、スタックががさごそと何かやっております。時折り僕も混ざりますけど、みなそれぞれに自分のギターを修理、改造していたり、新しく作っていたりするんですね。 T'sでは「一年に一本くらいは自分のギターを作っていいよ。」という話になっているんですよ。部品や木材も不良になってしまったものや使う当ての無いもの、販売できないものなど、なるべく会社の負担にならない範囲ならOK、自腹を切る必要はほとんどありません。 普段毎日大変な仕事ですが、そうやって楽しみを持つことで気持ち的に原点に帰ったり、モチベーションをキープしたりできますからね。「ギター製作学校の生徒に戻ったみたいだ。」なんていっている人もいます。 そうやって新鮮な気持ちでギターを作ってもらえば良いと考えているんですが、そんな中でひとつ大切な事があると思うんですね。『自分が良いと思うギターを作る。』という事と、『お客様...
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